ラン

森 絵都 さんの新作です。

主人公の環さんは40km走るという目標を持ちます。それは、事故でなくなった家族と会うためにあちらの世界にいくためにはこちらの世界とあちらの世界をつなぐレーン40kmを立ち止まらず行かないといけないから。そして、ランニング仲間ができていき、環さんの環境はこちらの世界もあちらの世界も少しずつ変わって行きます。そして、ランニングチームで久米島ラソンに出場することになります。さて、環さんはどうなるのでしょう。久米島ラソンは?

これじゃあ、何のことかよくわからないですよね。私も立ち読みした時には、主人公は自転車に乗ってあちらの世界とこちらの世界を行き来できる。でも、自転車は使えず、自力で行き来することになる。だから走る。というくらいしかわからないまま、ランニングの描写に惹かれて買いました。(←例のブックフェアで買いました)

じゃあ、ランニングに興味ないしと思わないでください。よく走っているけど、主題は別のところにあります。いい話だと思います。

ちなみに、環さんが一緒に走ることにしたゆるーいランニングチームは、駒沢公園でトレーニングしています。私も駒沢公園を走ることがあります。一緒じゃん。出場を決めた久米島ラソンは10月に開催されます。場所も距離も違いますが、私も10月に諏訪湖ラソンを走ります。一緒じゃないけど、近いじゃん。そういう人は、一層楽しめますよ。ぜったい。

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