気質

4つの気質と個性のしくみ シュタイナーの人間観

4つの気質と個性のしくみ シュタイナーの人間観

どう行動するかで4つに分類して、その特徴を示しています。自分は○タイプ、あの人は×タイプと当てはめるだけで終わってはあまり意味がありません。人の個性は、いくつかのタイプが混じり合ってできているので、1つのタイプに落とし込むのは乱暴です。タイプを赤、黄
、青、白と色に例えると、あなたは赤と当てはめるのではなく、あの人は、赤たっぷり、でもちょっと黄色が入っているというように人の色をよく見るため、4つのフィルターを通して分解してみる感じです。すると自分や他人がよくみえてきます。
シュタイナーは粘液質、多血質、憂鬱質、胆汁質の4つにエニアグラムはタイプ1〜タイプ9に野口晴哉の体癖は1〜10種にわけていますが、それぞれよく自分をしり、他人と交流するためのすごい道具だなと思います。

もしもすべての人間が同じ気質だったら、世界はおそろしく退屈なものになってしまうでしょう。さまざまな気質がいっしょに生きてゆけるからこそ、豊かな人間社会になっていくのです。

そのために、私がお話しする精神科学を、たんなる理論として聞くだけではなく、実際に生活の中で生かしていただく必要があるのです。実生活のなかで、人間のなぞを解くための努力を続けることが重要なのです。
アントロポゾフィーをとおして、みなさんは人間を愛することを学びます。ある人間を、自分の頭の中で深く感じるように心がけましょう。その人間のもつ、本来の力を感じるのです。そうして、その人間に対する深い愛情をはぐくんでいきましょう。
人間に対する深い愛情をはぐくみ、どの人間の中にも生きているその人のもつ本来の力を探すこと、これがアントロポゾフィーなのです。
私たちが精神科学の考え方を深めていけば、私たちの人間関係は、もっとよくなっていくでしょう。一人ひとりが本来の人間理解にはげみ、おたがいがおたがいの本当の価値を見つけだし、尊敬しあうことができたら、たとえどんな問題が起きようと、私たちはそれをのりこえていくことができるでしょう。
それぞれの人間が相手を理解しようとすれば、相手のささいな行動にいちいち腹を立てることはなくなり、おたがいに本当に深く理解できるようになるでしょう。なぜなら、その時点で私たちはすでに自分の問題ととりくみ、自分自身を変えているからです。
そうすれば、私たちは他人に対してどのようにふるまうべきか、という自分自身の問題を解決できるでしょう。このような精神的なとりくみをとおしてのみ、ほかの人間の本質を理解することができるのです。
精神科学は、生活とつながっていなければなりません。たんなる理論として広まっても意味はないのです。まず、行動しましょう。アントロポゾフィーは、人生の、日々の生活の中で実践できる精神的内容であるべきなのです。

「原因」と「結果」の法則2

「原因」と「結果」の法則2

今週はこの本も読んでいます。何か自分に降り掛かってきたときに、その原因を自分以外に求めると他人を責めたり、不必要なまでに落ち込んだりしがちですが、原因を自分の中に求め、自分が変わることで、結果、周りも変わっていくというのはその通りなのですが、いい悪いとはっきり書いて、いい心でいたらいい方向に進んで行くのですというところはちょっと疑問に思いました。いい悪いってそんなにはっきりわかるものなのかな。いきなり(2)から読んでいるので、(1)を読んでもう少し考えてみます。