5限(大学のこと)

大学のとき、数単位、教職科目を履修しました。だいたい5限なので、実験を途中で抜けたり、頑張って早く終わらせたり、講義が終わったら真っ暗だったりしながら授業にでていました。
そこで出会って、たぶんそのために、教育に関心を持ち続けている先生がいます。佐藤学さんと佐伯胖さんです。佐藤先生は、年間100日以上学校で授業観察をし、場合によって自分も授業に参加して行く方で、数多くの優れた教師とその授業を紹介してくれました。また、さまざまな学校改革の話もしてくれました。多くの先生が雑務に追われ授業から阻害されていることを実例をあげながら紹介してくれ、また、それを改革する、実に具体的な案も語ってくれました。佐伯先生は、わかるとはどういうことか、他人から教わるとは、教えるとはどういうことかを話をしてくれました。こういう先生達の情熱があって今の自分につながっているのだとふと思いました。
5限でとった授業はいろいろ楽しく、蓮實重彦さんの映画のゼミ、特に、たまに代理で来てくれる松浦寿輝先生の話がとても楽しかったです。