ウォーキング
朝のウォーキングを始めたら、自宅の前の坂を自転車であがるのが楽になり、変化に驚きました。
ウォーキングの力を発見して、読んだのが『正しく”歩いて”東京マラソン完走』園原健弘著(小学館)です。
著者の園原さんは元は競歩のオリンピック日本代表。現在は、ウォーキングやランニングの指導をしており楽しみながらラクに走れるテクニックを指導しています。ブログもお持ちで、http://ameblo.jp/ringofarm/で読むことがでいます。
園原さんは、正しい歩き方(からだの動かし方)から効率よいランニングフォームを身につけることができることを教えてくれます。
ポイントは
足が地面を離れるときの脚全体の振り出しを意識すれば、あとは勝手に身体が動いてくれる
そうです。
さらに、
- 骨盤を前傾、脚と身体を一直線にする
- 腰の位置を高くする
- 蹴らない(蹴るのはエネルギーのロス)
そして、
- 重心を前方に
- すると、身体の中心部が自然に前に動き出す。中心部がうまく動かせない時には股関節から動く。
- 移動した重心の真下に足を着地する
そのための、エキササイズも正しい立ち方から順番にたくさん紹介してあります。
もう一つのポイントは、脂肪をエネルギーに変えやすい体質にすることだそうです。
先に紹介した効率よい走り方とあわせてマスターすれば、マラソン完走が見えてくるそうです。
現代人は、脂肪より糖質をエネルギーとしています。イメージとしては脂肪は薪。糖質はたきつけにあたります。糖質はすぐ燃えやすいのですが、そのエネルギーは小さいのに対して、脂肪は火はつきにくいものの、一旦ついてしまうと、長時間にわたって燃え、結果としては大きなエネルギーを出します。
そのためには「脂肪が最も効率よく燃える強度でトレーニングすること」、そのためには「ややきつい」程度をキープすること。つまり、「会話できる早さ」でのトレーニングが重要だそうです。そして、日常生活での動き(簡単なエキササイズやストレッチ)や食習慣に気をつけることで週2〜3日は走るのでもマラソン完走が目指せるそうです。
だいじなエキササイズの一つは、偶然にも週末に別々の方から紹介された体操です。それは、タッチフォーヘルスのブレインジムと呼ばれる体操だそうです。体の中心線を交差する運動はいい刺激になるそうで、まず左脚をあげ右手で左ひざに触れます。続いて反対に左手で右ひざに触れます。これを繰り返します。脳にもいいそうなので、これだけでもぜひ習慣にするといいそうです。
その他、毎日走るのは無理でも、毎日簡単に取り組めるエキササイズとして、スクワットと膝上げひねりステップが紹介されています。
競歩の選手の視点からみたシューズについての話や栄養補給についての話も面白かったですし、最後には誰でも取り組める20週プログラムもついています。
正しく“歩いて”東京マラソン完走―競歩の選手が書いた初めてのマラソンの本
- 作者: 園原健弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 6回
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それでは、ウォーキングに行ってきます。